MRI検査(明治鍼灸大学病院)

入院中にはCT検査をしていたが
そのあいまにMRIも撮ることになった。
当時、市内にはMRIの装置がなく
丹波町の明治鍼灸大学附属病院まで
行ってくださいといわれた。
G先生がていねいに地図まで書いてくれて
それをもって、夫は休暇をとり、
長女も保育所を休んで、一家総出だった。
片道約2時間半かかるので、1日仕事だった。
たいてい午後一番の検査だったので
病院近くのおいしい喫茶店で昼食をとるのが恒例になっていた。

脳外科の先生が点滴をして、造影剤を入れてくれた。
CTと同じように薬を飲ませて寝かせての検査だった。
検査が終わり、できあがった写真を預かって帰るころは、
もう夕方、家に帰り着いたら真っ暗になっていて
この日はホカ弁のお世話になることが多かった。
手元にフィルムはあれど、次回の受診までは
結果をきくことがかなわず数日間は落ちつかなった。

この頃から、睡眠剤を飲ませると
セリカはハイな状態とでもいうのか
なんだか言動がおもしろかった。
薬を飲んだらよっぱらいみたいな状態だから、
ふらつきがあるし危ないから気をつけてください、
といわれていたが、ふらふらするのはもちろん
何かわけのわからないことをいったり、げらげら笑ったり、
ほんとに「酔っ払い」のようだった。

後に市内の病院にMRIが入るまで、何度か通った。
この十数年後に、ここの脳外科にもと主治医の先生が
赴任されることになるのだが、このときは
顔見知りの先生はいなかった。

手をもってもらって歩いている セリカの変な顔

93.1.16 おばあちゃんに手をもってもらい歩くところ
93.3.2 セリカの変な顔

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