カウンセリング(2004.9月〜2005.3月)

中一の秋頃から、情緒不安定なところがみられるようになり
2年生になってもあまり状態がかわらなかったので
学校に週一回こられるスクールカウンセラーの先生に
みていただくことになりました。

普通の中学校はやはりセリカには厳しいものがあったようです。
学校ではいろんな場面で、特別扱いや配慮があり
先生もいろんな教材を用意したり、授業内容を工夫したり、
それはよくしてくださったのですが、
本人も思春期に入り人目が気になったり
(自意識過剰というその時期にありがちなこともあり)
また、まわりの子もおなじく、
自分のことでせいいっぱいな年齢ということで、
小学校のときのような友達関係も築けませんでした。

1年生のときは交流学級にいき、音楽と美術をいっしょに
うけていましたが、まわりと自分が違うこと、
自分が一番できないということも気になりだし、
1年の3学期には交流学級に行くのを嫌がるようになり、
2年からは音楽も美術も全部自教室で受けるようにしました。
いっしょにしゃべったりする友達もいないし、
(同じ障級にも生徒がいますが、みんなかなりしっかりした子で
セリカは会話をきいているだけにとどまっていたようです。
それはそれで楽しかったようですが。)
学校ではほとんど声がでず、
自分はダメ人間だと思い込んだり、
自信をなくしている状態になりました。
家でも笑顔が減り、泣きながらよく私にからんできました。
(朝起きたときに泣いていることもあり。)
長期休暇あけには必ず学校に行くのを嫌がっていたし
週の半ばには「あと何日でお休みだから」とはげまして
学校へいくような状況でした。

療育センターに受診するごとに相談もしていましたが
なかなか状況はかわらず、学校に毎週みえている
スクールカウンセラーの先生に
2年の2学期からみていただくことになりました。
(生活ノートにでてくるY先生です。)
カウンセリングといっても、
悩みごとを相談するというのではなく
いっしょに勉強をしながら、
日常の話をするというかんじだったようですが
それが学校での息抜きの場になったようで、そのときは
表情がやわらかく笑顔もみられたとのことでした。

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