セリカ4歳(ようやく立てるように)

この夏頃から2〜3歩、歩いては倒れこむ、
ということができるようになった。
歩くというよりは、サルが木から木へ飛び移るように、
何かにつかまって次のつかまるものまでの間を
パパっと足を出す、というかんじだ。
たとえばソファからテーブルまで、というぐあいに。

4歳の誕生日ごろに、ようやく、ひとりでしっかりたつことができた。
10月には、2〜3歩、しっかりと歩けるようになった。
11月には療育センターの廊下で、10m、20m、と距離をのばし
あっというまに40mくらいまであるけるようになった。
歩く距離はどんどん伸びていった。

このころ、国病の脳外科が閉鎖されてしまい
MR検査と脳外科受診は
市内の個人病院、T医院へ通うようになった。
T医院にも、府立病院の脳外科から定期的に先生がみえていて
そのたびに、懐かしい先生に出会った。
運動機能とともに知的発達の遅れも気になっていたので、
それもあわせて、入院当時病棟主任だったY先生に相談したら
「どこまで伸びるかというのは、わかりません。
でも、
子どもの脳はゴムみたいなものだからがんばりましょう。」
と言われた。

府立病院で隣のベッドにいたMちゃんは(脳腫瘍ではない)
術後に左眼の視野に影響がでて
「この角度からは見えないです」といわれていたのに
どうも見えているみたい、
脳のほかの部分がその分も働くようになってくれたらしい」
とMちゃんのお母さんから聞いていた。

同じくNHK特集「脳と心」も大きな心のささえになった。
幼稚園入園をまえに、児童相談所に行ったり、
いろいろ悩んだりもしたが
子どもの可能性を信じよう、と思った。

ひとりで立つ! 

左・94.9月 ひとりで立つ!
右・94.9.27 セリカ4歳の誕生日

七五三 雪だるまとセリカ 自由に歩き回る

左94.11.6 七五三。遅れていたがようやく長女とあわせて七五三
中95.1.15 雪だるまとセリカ。豪雪だった。
右95.2.25 自由に歩き回れるようになった。

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