リハビリをはじめるまで

1歳1ヶ月で手術後、放射線治療と化学治療を続ける間、
入院していた脳外科病棟では、リハビリ室に通う
大人の患者さんがたくさんいた。
病状もおちついて、つかまり立ちがやっと
(それもふらつきながら)のセリカをみて、この子にも
リハビリは必要ないだろうかと、先生にきいてみると
「子どものリハビリはきいたことないですね。」と言われた。
それに治療後、抵抗力が落ちていて
必要以外病棟からでないように
(病室からでられないことも多かった)
言われていたので、リハビリのことは考えるのをやめた。
このときはとにかく救命優先、治療が何よりも大事だった。

退院してからも、3ヶ月に一回の入院・治療が続き、
まわりの子からはどうみても発達が遅れていたが、
大病をしたんだからしかたがないと思い、
幼稚園にでも入ればだんだん追いついてくるだろうと、
このときは思っていた。
しかし、その後も思うように発達せず、
話す言葉も単語がいくつかという状況だったので、
平成4年11月の入院時に当時の主治医G先生に
「どこか訓練する場所はないですか?」ときいてみたところ、
「療育センターのS先生が発達外来にこられたとき
診てもらいましょう。」と、受診できるようにしてくれた。

S先生は体のあちこちをさわったり話をきいたりして、
「それじゃあ退院したら訓練にかよってもらいましょうか。」
と言われた。
退院後、さっそく療育センターにでかけ
(当時別の市町村に住んでいたため
療育センターの存在をしらなかった。)

センターではまず小児科医S先生の診察、そして、
あまりおぼえていないのだが 発達テストをしたように思う。
(発達テストはその後も何度か受けている。)

その結果、小学校までの子ども達を対象とした
通所の幼児クラスに週一回通うことになった。

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