退院

一回目の化学治療の副作用もおさまり、ついに退院となった。
去年の10月から入院して、約半年ぶりの退院だった。
先生方、技師さん、看護婦さん、看護助手の方にも、
本当にお世話になった。
どうもありがとうございました。

恵飛須先生は、このあとアメリカに
2年間留学されるということだった。
入院中、顔をみなかったのは、元旦だけという
ハードワークぶりだった。
毎日、病室に「セリカちゃん、げんき〜?」と
顔をみせてくれた。
朝の8時前に来られて、
夜もたいてい毎日まわってこられた。
セリカは愛想が悪くてめったに笑顔もみせず
もうしわけないくらいだったが
いまなら挨拶ができると思う。

私も家に帰るのは半年振りだった。
ずっと預かってもらっていた長女もようやく自宅に戻ることができて
家族いっしょにすごせる幸せをかみしめた。

しかし、再発の心配は常に頭にあった。
土曜日に退院して、まず一回目の受診を、翌週火曜日の
国立舞鶴病院脳外科外来にいくことになっていた。

退院前日 退院の日

92.3.6 退院前日 92.3.7 退院の日

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